通信制高校や全日制高校、定時制高校に関わらず、高校を卒業するには必須項目を含む74単位以上の修得が必要と定められています。
「単位制」は生徒が各科目ごとに単位を取得していく方法で、学校ごとに1年間で取るべき単位や単位数が決められているのが「学年制」です。
一般的に通信制高校では単位制が多く採用されており、全日制高校や定時制高校では学年制が採用されています。
なお、どちらの方法で単位を取得しても高卒資格を得られる点では同じです。
単位制の場合、選択した教科や科目が修得できなかった、つまり単位を落としてしまった場合もその科目を翌年に履修すれば良いため、学年や進級に影響がありません。
全日制や定時制など学年制を採用している高校の場合、学校ごとに取得する単位が決まっているため、学年の途中から編入・転入しようとすると難しいケースがあります。
しかし、単位制の通信制高校では学年の途中であっても編入や転入がしやすいメリットがあります。
全日制の場合、単位を取った上で出席日数を満たさなければ次の学年への進級ができません。そのため、遅刻や欠席の多い人は、いくら単位を修得できていても留年してしまう可能性があります。
しかし、単位制の卒業条件は74単位の修得なので、そもそも留年という概念がありません。その年に単位を修得できなかったとしても、翌年に取れば問題ないからです。ただし、あまりにもマイペースに過ごして単位を取れずにいると3年間では卒業できず、追加で学費がかかってしまう可能性もあり注意が必要です。
全日制の場合、学校の指導のもとで学んでいけば3年で卒業までに必要な74単位を修得できるようになっています。それに対し、単位制の場合は修得できた単位を把握しながら、自分で単位数やレポート数を管理していかなくてはなりません。
単位ごとに学費がかかっているため、その単位を落としてしまうと費用がムダになってしまうでしょう。単位修得のタイミングが決まっていない以上、自発的な学習管理が求められます。
学年制では、その1年間で取得すべき単位数が学校ごとに決まっています。その年の単位をすべて修得すると次の学年に進級できるようになっており、単位を1つでも落とすと進級できません。
しかも、留年となった場合は同じ学年の学習をもう一度最初からやり直さなくてはならなくなります。
学年制の場合、単位を修得できないと次の学年へ進めないため、万が一留年してしまうと、人より1年間も長く高校に通わなくてはいけなくなります。
また、例え単位を修得できても、出席日数が足りないと留年してしまう可能性があります。そのため、全日制や定時制高校での留年をきっかけに単位制を採用している通信制高校へ編入し直す人もいます。
ただし、通信制高校であっても単位を落としてばかりで必要単位が修得できないと、いつまで経っても卒業資格は得られません。柔軟な形で単位取得はできますが、自分でしっかりと単位数を管理することが大切です。
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