全日制とはシステムが異なる通信制高校ですが、「卒業条件が難しいのでは…」といった心配をしている方も多いのではないでしょうか。ここでは、通信制高校を卒業するために知っておきたいポイントをいくつかまとめてみました。
通信制高校に通って高卒資格を取得するには、卒業するための条件をしっかりと押さえておく必要があります。計画的にスケジュールを進めるためにも、在籍期間・単位・特別活動への参加といった3つの条件を知っておきましょう。
通信制高校を卒業するには、学校教育法で「3年以上在籍する」ことが定められています。そのため、1年間ですべての単位を取得したとしても、最低3年在籍しなければ卒業は認められないということです。ただし、編入・転入の場合は前学校での在籍期間もカウントされます。
通信制高校ではレポート提出・スクーリング・単位認定試験を繰り返しながら、3年間で74単位以上の取得を目指す必要があります(高等学校通信教育規程)。編入・転入の場合は、前の学校で取得した単位もカウントすることができます。
特別活動とは、一般的な教科以外に行うホームルーム・修学旅行・体育祭・体験学習・ボランティアといった活動のこと。通信制高校を卒業するには、この特別活動に3年間で30単位以上参加しなければなりません。
通信制高校での学習は、基本的に自宅学習となります。そのため、強い意志を持って自分で計画を進めていかないと、単位を修得できない可能性があるのです。「勉強が分からない」「自分で計画を進められない」といった理由が原因で挫折する人も少なくないため、学校側がどのようなサポートをしているのかといった部分もチェックしておく必要があります。
興学社高等学院の授業は10時スタート。生活が昼夜逆転している人や、駅で中学の同級生と鉢合わせ…といった心配が少なくなっています。また、必修科目以外は自由選択となっており、選べる授業は165種類と豊富。クラスも固定ではなく、授業に合わせてクラスメイトが変わるのも特徴です。
興学社高等学院では、1年の時点から体験型職業ガイダンスに参加することが可能。これは、美容・ペット・スポーツ・福祉といった、さまざまな職業を体験できる授業となっています。3年生になって慌てて進路を考えるのではなく、3年間を通してじっくり考えられる仕組みが魅力です。
SST(ソーシャルスキル・トレーニング)とは、どんな状況であっても自分の居場所をしっかりと見つけられるよう、対人関係スキルを身につける独自のトレーニングです。また、人間関係での悩みを持つ生徒のために、子どもの特性を知るWISC-Ⅳ(ウィスク・フォー)検査を実施。その結果にもとづいた個別指導はもちろん、特別な感覚を持つ子どもでも通いやすいリベラルアーツ科を設置しています。
興学社高等学院には専門のスクールカウンセラーが在籍していますが、その他の先生の多くもカウンセラー資格を持っているのが特徴。勉強・人間関係・進路のことなど、話しやすい先生を選んで気軽に相談できます。どの先生も生徒が安心して通学できるようサポートに力を入れており、親身になって話を聞いてくれるのが強みです。
自由な校風の興学社高等学院では、夢を追いながら高校を卒業したい人、マイペースで通学したい人、不登校を経験した人など、さまざまな生徒を幅広く受け入れています。手厚いサポートと楽しく受けられる自由選択授業で、3年間の卒業率は98.9%(公式HPより https://highschool.kohgakusha.com/career)。どんな人でも、自分に合った形で高校生活を送れるでしょう。
学習スタイル | 週5日通学を目標(難しい場合は自分のペースで可) |
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教科 | 必修4科目、自由選択138種類(2021年4月時点) |
卒業率 | 99.15%(2021年4月時点) |
学費目安(1年間) | 年間101万円程度(入学金5万円)税不明 |
キャンパス | 千葉県松戸市新松戸4-35 興学社学園ビル4階 |
アクセス | JR常磐線・武蔵野線「新松戸駅」から徒歩2分、流山電鉄「幸谷駅」から徒歩2分 |