毎日学校に通わなくても、自分のペースで学習し、卒業するまで何年かかってもいいのが通信制高校のメリットですが、中には続かず通信制高校を中退したり、不登校になってしまう人もいます。ここでは、通信制高校が続かない3つの原因と、その対策をご紹介します。
通信制高校では、通学よりも「自分のペース」で「自宅」で行う学習が基本です。しかし、学習習慣がない人や、つい怠けてしまう人は、生活リズムを整えられなかったり、先延ばしにして勉強しなかったりと、自分のペースを掴めないまま単位を取れずに挫折してしまうことが多いようです。
「高校1年男子。不登校になり、通信制高校に転校しました。週3日午前中に通うと決めたのに、2限からが多く、1日でお弁当がある日は気持ちが悪いだるいと言い欠席をしました。学校に行かない日は、昼まで寝ていたり不規則なのも朝起きられない原因だと思いますが、どうしたら規則正しい生活に戻せるでしょうか?親としてどんな言葉かけをしたらいいのでしょうか?」
参照元:不登校解決ブログ(http://futokou.blog106.fc2.com/blog-entry-1753.html)
通信制高校を卒業するためには、レポートの提出が必須です。レポート自体はさほど難しくなく、自宅で教科書や参考書を見ながら作成できますが、自分で計画をたてて作成し、提出しなければいけません。書き方が分からず放置してしまったり、「そのうちやろう」と怠けると、大量のレポートが溜まって取り返しの付かないことに。課題ができていない罪悪感もあって、余計学校から足が遠のいてしまいます。
「息子は中学一年の一学期からいじめに遭い、学校に行けなくなりました。通信制高校に入学したものの、入学から3か月を過ぎたあたりから、また次第に行かなくなりました。レポートも全然やっていないため、このままレポートの提出を守れず進級もできず、息子が自信をなくしてまた引きこもりになってしまいそうで怖いです。 」
参照元:Riz(https://riz-school.com/5825)
単位を修得するためには、学校が指定した日に登校する必要があります。登校日数は年に2.3日のところから週5日ところまでさまざまで、その日は、個別授業を受けたり、ほかの生徒と一緒に授業を受けたりします。またそれ以外にも、遠足や社会見学といった特別授業もあります。どれも難しい内容ではありませんが、「学校に行くのが難しい」「人に会うのが不安」という人とっては高いハードルとなるでしょう。
「中学から不登校で通信制高校に入学後、半年まではレポートを前向きにやっていましたが、スクーリングに行けず、そこからまたやる気を失い休学中です。家ではテレビを見たり、雑誌読んだり、スマホをいじったりの毎日。今後どうするのか話をすると、嫌な顔をして何も話してくれません。」
参照元:不登校解決ブログ(http://futokou.blog106.fc2.com/blog-entry-3075.html)
自己管理が基本の通信制高校。中には自分で生活リズムや学習ペースを整え、ネット中心の学習で卒業・進学できるお子さんもいるでしょう。でもそれは「当たり前」ではありません。だからこそ、丁寧なサポートや、学校に通いたくなる工夫をたくさんしている学校を選び、お子さん自身が前向きに学習に取り組める環境づくりをしてあげることが大切です。
学校によっては、事前に説明会やオープンキャンパスを開催している通信制高校もあるので、気になる学校がみつかったら、ぜひ事前にどんな学校かを見に実際に足を運ぶことをおすすめします。
好きなことを
学びたい
学習スタイルを
選びたい
在宅中もサポート
してほしい
※2023年4月時点で、千葉の34校を対象に、卒業率が公式HPに記載されているスクール上位5校をピックアップし、以下の基準で選定。
興学社高等学院 カリキュラム数が最多。SST(ソーシャルスキルトレーニング)で生徒をサポート
鹿島学園高等学校 学習スタイル最多、全国にキャンパスを展開しており、スクール数が最多
トライ式高等学院 千葉 受験対策専門のプロ講師がマンツーマンで指導